三日 [俳句]
千葉県北東部では未明に地震です。スマホに『緊急地震速報』がきて警告音がなっていました。
被害はなかったものの、地震の奴め午前三時過ぎに起こしやがって。三が日くらい休んでくださいませ。いえいえ二度と来なくて構いません。
夜更かしをして眠ったと思ったら地震と緊急地震速報に起こされてしまいました。正月くらいゆっくりさせてほしいものです。
【 三日 みつか 】 猪日(ちよじつ) (季新年)
一月三日。官公庁などはこの日まで業務を休むことが多い。(角川合本俳句歳時記第四版)
三日はや雲おほき日となりにけり 久保田万太郎
黒猫の眼が畑にをる三日かな 村上鬼城
誰も来ぬ三日や墨を磨り遊ぶ 殿村菟絲子
石舞台めぐる三日の畦匂ふ 古賀まり子
三日はや汐木焚く炎を高く上げ 児玉輝代
三日はや釘箱さがす月あかり 中山純子
母のもの仰山干して三日かな 山尾玉藻
三日はや木綿のやうな風とゐる 野木桃花
無為にして首回したる猪日かな 矢島渚男
被害はなかったものの、地震の奴め午前三時過ぎに起こしやがって。三が日くらい休んでくださいませ。いえいえ二度と来なくて構いません。
気忙しき地震はや来る三日かな 粋田化石
夜更かしをして眠ったと思ったら地震と緊急地震速報に起こされてしまいました。正月くらいゆっくりさせてほしいものです。
【 三日 みつか 】 猪日(ちよじつ) (季新年)
一月三日。官公庁などはこの日まで業務を休むことが多い。(角川合本俳句歳時記第四版)
三日はや雲おほき日となりにけり 久保田万太郎
黒猫の眼が畑にをる三日かな 村上鬼城
誰も来ぬ三日や墨を磨り遊ぶ 殿村菟絲子
石舞台めぐる三日の畦匂ふ 古賀まり子
三日はや汐木焚く炎を高く上げ 児玉輝代
三日はや釘箱さがす月あかり 中山純子
母のもの仰山干して三日かな 山尾玉藻
三日はや木綿のやうな風とゐる 野木桃花
無為にして首回したる猪日かな 矢島渚男
一月二日 [俳句]
元日には引き締まった厳かな雰囲気がありますが、二日になると少し趣が違ってきますね。
どうでもいい知識ですが、元日から七種の七日までの七日間にはそれぞれ動物の呼び名がついています。
元日は鶏日(けいじつ)
二日は狗日(くじつ)
三日は猪日(ちょじつ)
四日は羊日(ようじつ)
五日は牛日(ぎゅうじつ)
六日は馬日(ばじつ)
七日を人日(じんじつ)、人の日(ひとのひ)
因みに一月二日は、この日に何かを始めるのが吉とされているそうです。書初めはここからきているのですね。
さて、その一月二日に私が最初にしたのは“二度寝”でした。
それほど長い時間ではありませんでしたが、布団の中でうとうとすることの何と気持ちのいいことでしょう。
書初めをする日に二度寝をした私は二度寝が上手になるのでしょうか。二度寝がもっと好きになるのでしょうか。
一月二日にしてもう二度寝という快楽に浸かってしまっている私です。
【 二日 ふつか 】 狗日(くじつ) (季新年)
一月二日。昔からこの日に何かを始めるのが吉であるとされていて、初荷・初湯・掃初・書初などが行われた。(角川合本俳句歳時記第四版)
正月の二日は遊ぶはじめかな 信徳
元日は嬉し二日は面白し 丈左
老しづかなるは二日も同じこと 高浜虚子
鞆の津や既に二日の船出ある 松根東洋城
琴の音の松風さそふ二日かな 川上梨屋
留守を訪(と)ひ留守を訪はれし二日かな 五十嵐播水
客のあと硯開きぬわが二日 石塚友二
二日はや雀色時人恋し 志摩芳次郎
ゆるやかにとぶ鳥見えて二日かな 永田耕一郎
浮島や鴫を二日の景として 佐藤鬼房
庭隅の幹に日のある二日かな 桂信子
戸締りをいささか早く二日かな 鷹羽狩行
火を焚きて遊び心の二日はや 雨宮きぬよ
どうでもいい知識ですが、元日から七種の七日までの七日間にはそれぞれ動物の呼び名がついています。
元日は鶏日(けいじつ)
二日は狗日(くじつ)
三日は猪日(ちょじつ)
四日は羊日(ようじつ)
五日は牛日(ぎゅうじつ)
六日は馬日(ばじつ)
七日を人日(じんじつ)、人の日(ひとのひ)
因みに一月二日は、この日に何かを始めるのが吉とされているそうです。書初めはここからきているのですね。
さて、その一月二日に私が最初にしたのは“二度寝”でした。
それほど長い時間ではありませんでしたが、布団の中でうとうとすることの何と気持ちのいいことでしょう。
書初めをする日に二度寝をした私は二度寝が上手になるのでしょうか。二度寝がもっと好きになるのでしょうか。
二日はや二度寝の味に溺れけり 粋田化石
一月二日にしてもう二度寝という快楽に浸かってしまっている私です。
【 二日 ふつか 】 狗日(くじつ) (季新年)
一月二日。昔からこの日に何かを始めるのが吉であるとされていて、初荷・初湯・掃初・書初などが行われた。(角川合本俳句歳時記第四版)
正月の二日は遊ぶはじめかな 信徳
元日は嬉し二日は面白し 丈左
老しづかなるは二日も同じこと 高浜虚子
鞆の津や既に二日の船出ある 松根東洋城
琴の音の松風さそふ二日かな 川上梨屋
留守を訪(と)ひ留守を訪はれし二日かな 五十嵐播水
客のあと硯開きぬわが二日 石塚友二
二日はや雀色時人恋し 志摩芳次郎
ゆるやかにとぶ鳥見えて二日かな 永田耕一郎
浮島や鴫を二日の景として 佐藤鬼房
庭隅の幹に日のある二日かな 桂信子
戸締りをいささか早く二日かな 鷹羽狩行
火を焚きて遊び心の二日はや 雨宮きぬよ