一月二日 [俳句]
元日には引き締まった厳かな雰囲気がありますが、二日になると少し趣が違ってきますね。
どうでもいい知識ですが、元日から七種の七日までの七日間にはそれぞれ動物の呼び名がついています。
元日は鶏日(けいじつ)
二日は狗日(くじつ)
三日は猪日(ちょじつ)
四日は羊日(ようじつ)
五日は牛日(ぎゅうじつ)
六日は馬日(ばじつ)
七日を人日(じんじつ)、人の日(ひとのひ)
因みに一月二日は、この日に何かを始めるのが吉とされているそうです。書初めはここからきているのですね。
さて、その一月二日に私が最初にしたのは“二度寝”でした。
それほど長い時間ではありませんでしたが、布団の中でうとうとすることの何と気持ちのいいことでしょう。
書初めをする日に二度寝をした私は二度寝が上手になるのでしょうか。二度寝がもっと好きになるのでしょうか。
一月二日にしてもう二度寝という快楽に浸かってしまっている私です。
【 二日 ふつか 】 狗日(くじつ) (季新年)
一月二日。昔からこの日に何かを始めるのが吉であるとされていて、初荷・初湯・掃初・書初などが行われた。(角川合本俳句歳時記第四版)
正月の二日は遊ぶはじめかな 信徳
元日は嬉し二日は面白し 丈左
老しづかなるは二日も同じこと 高浜虚子
鞆の津や既に二日の船出ある 松根東洋城
琴の音の松風さそふ二日かな 川上梨屋
留守を訪(と)ひ留守を訪はれし二日かな 五十嵐播水
客のあと硯開きぬわが二日 石塚友二
二日はや雀色時人恋し 志摩芳次郎
ゆるやかにとぶ鳥見えて二日かな 永田耕一郎
浮島や鴫を二日の景として 佐藤鬼房
庭隅の幹に日のある二日かな 桂信子
戸締りをいささか早く二日かな 鷹羽狩行
火を焚きて遊び心の二日はや 雨宮きぬよ
どうでもいい知識ですが、元日から七種の七日までの七日間にはそれぞれ動物の呼び名がついています。
元日は鶏日(けいじつ)
二日は狗日(くじつ)
三日は猪日(ちょじつ)
四日は羊日(ようじつ)
五日は牛日(ぎゅうじつ)
六日は馬日(ばじつ)
七日を人日(じんじつ)、人の日(ひとのひ)
因みに一月二日は、この日に何かを始めるのが吉とされているそうです。書初めはここからきているのですね。
さて、その一月二日に私が最初にしたのは“二度寝”でした。
それほど長い時間ではありませんでしたが、布団の中でうとうとすることの何と気持ちのいいことでしょう。
書初めをする日に二度寝をした私は二度寝が上手になるのでしょうか。二度寝がもっと好きになるのでしょうか。
二日はや二度寝の味に溺れけり 粋田化石
一月二日にしてもう二度寝という快楽に浸かってしまっている私です。
【 二日 ふつか 】 狗日(くじつ) (季新年)
一月二日。昔からこの日に何かを始めるのが吉であるとされていて、初荷・初湯・掃初・書初などが行われた。(角川合本俳句歳時記第四版)
正月の二日は遊ぶはじめかな 信徳
元日は嬉し二日は面白し 丈左
老しづかなるは二日も同じこと 高浜虚子
鞆の津や既に二日の船出ある 松根東洋城
琴の音の松風さそふ二日かな 川上梨屋
留守を訪(と)ひ留守を訪はれし二日かな 五十嵐播水
客のあと硯開きぬわが二日 石塚友二
二日はや雀色時人恋し 志摩芳次郎
ゆるやかにとぶ鳥見えて二日かな 永田耕一郎
浮島や鴫を二日の景として 佐藤鬼房
庭隅の幹に日のある二日かな 桂信子
戸締りをいささか早く二日かな 鷹羽狩行
火を焚きて遊び心の二日はや 雨宮きぬよ
新年あけましておめでとうございます [俳句]
皆さま明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします
一年のうちのほんの一瞬にしか使えない『去年今年 こぞことし』という季語があります。それは、この季語が元日の午前零時の一瞬の気持ちを込めて使う季語だからです。
去年今年(こぞことし)の瞬間は生憎の曇り空でしたが、雲の向こう側では何光年もかかって地球に届いた星の瞬きが、人間によって区切られた一瞬によって去年と今年に分けられていたのでした。
【 去年今年 こぞことし 】 (季新年)
元日の午前零時を境に去年から今年に移り変わること。一瞬のうちに年が変わることの感慨が籠る。(角川合本俳句歳時記第四版)
元日の朝からは良い天気。大晦日の夜は、“さだまさし”の出演するテレビ番組を見て夜更かしをしたので太陽が眩しく感じました。
地元の神社に初詣がてら散歩をして、遅ればせながら年賀状を投函してきました。太陽に反射して郵便ポストも何だか眩しく見えました。
【 初晴 はつばれ 】 (季新年)
元日の晴天。元日からよく晴れると、五穀豊穣の兆しとされる。(角川合本俳句歳時記第四版)
初詣がてらの散歩は娘と二人で出かけました。
娘と私では間違いなく娘の方が元気なのですが、父の威厳を見せるために無理をして少し先を歩いたのでした。
鳥居を潜り石段を登り始める瞬間は何だか神に近づくようで少しだけ厳かな気分になります。石段がとても硬く感じました。。
【 初詣 はつまうで 】 初参(はつまゐり) 初社(はつやしろ) 初神籤(はつみくじ) (季新年)
元日に、氏神またはその年の 恵方えほう に当たる方角の神社仏閣にお参りすること。新しい一年の息災を祈願する。↓恵方詣(角川合本俳句歳時記第四版)
本年もよろしくお願いいたします
一年のうちのほんの一瞬にしか使えない『去年今年 こぞことし』という季語があります。それは、この季語が元日の午前零時の一瞬の気持ちを込めて使う季語だからです。
瞬きも雲の向こうで去年今年 粋田化石
去年今年(こぞことし)の瞬間は生憎の曇り空でしたが、雲の向こう側では何光年もかかって地球に届いた星の瞬きが、人間によって区切られた一瞬によって去年と今年に分けられていたのでした。
【 去年今年 こぞことし 】 (季新年)
元日の午前零時を境に去年から今年に移り変わること。一瞬のうちに年が変わることの感慨が籠る。(角川合本俳句歳時記第四版)
元日の朝からは良い天気。大晦日の夜は、“さだまさし”の出演するテレビ番組を見て夜更かしをしたので太陽が眩しく感じました。
初晴やポスト眩しき散歩道 粋田化石
地元の神社に初詣がてら散歩をして、遅ればせながら年賀状を投函してきました。太陽に反射して郵便ポストも何だか眩しく見えました。
【 初晴 はつばれ 】 (季新年)
元日の晴天。元日からよく晴れると、五穀豊穣の兆しとされる。(角川合本俳句歳時記第四版)
初詣がてらの散歩は娘と二人で出かけました。
娘連れ三歩先行く初詣 粋田化石
娘と私では間違いなく娘の方が元気なのですが、父の威厳を見せるために無理をして少し先を歩いたのでした。
一歩目の石段固き初詣 粋田化石
鳥居を潜り石段を登り始める瞬間は何だか神に近づくようで少しだけ厳かな気分になります。石段がとても硬く感じました。。
【 初詣 はつまうで 】 初参(はつまゐり) 初社(はつやしろ) 初神籤(はつみくじ) (季新年)
元日に、氏神またはその年の 恵方えほう に当たる方角の神社仏閣にお参りすること。新しい一年の息災を祈願する。↓恵方詣(角川合本俳句歳時記第四版)