花疲れ [俳句]
先日、東京に花見に行って桜を見ながら少し歩いてきました。
普段の運動不足がたたり、また人込みに少々疲れました。
東京の波にのまれて花疲れ 粋田化石
『花疲れ』という季語があります。もちろん春の季語です。
花見でくたびれるのは私だけではないようです。
桜の木を見上げると雀がくつろいでいます。
しかし、人間用の止まり木(ベンチ)は誰も利用していません。皆さんお疲れではないのでしょうか。老頭児(ろうとる)の私だけですか。
【 花疲れ はなづかれ 】 (季春)
人出や陽気のせいか、花見は疲れやすい。美しいものを見た余韻とともに疲労が押し寄せてくる。疲れに浸ることも花時の趣の一つである。(角川合本俳句歳時記第四版)