もしもし、ベロが出てますよ [俳句]
毎日暑いですね
あまりにも暑いからでしょうか。猫が舌をしまい忘れて寝ていました。傍に寄ると私の気配に気づいて頭を持ち上げますが、それでも舌をしまいません。そこでゆっくりと写真に収めることができました。
猫がべろ仕舞い忘れる極暑かな 粋田化石
『極暑』というのは夏の暑さの極みのことです。
猫が寝ているのはフォークリフトという機械の上です。鉄製なのでヒンヤリとして気持ちいいのかもしれません。
【 極暑 ごくしよ 】 酷暑 劫暑(ごふしよ) (季夏)
夏の暑さの極みを極暑という。暦の上では大暑のころが最も暑いとされるが、実際には大暑よりやや遅れて、七月下旬から八月初旬にかけて日本各地で最高気温が記録されることが多い。↓暑し(角川合本俳句歳時記第四版)
月青くかゝる極暑の夜の町 高浜虚子
蓋あけし如く極暑の来りけり 星野立子
黙禱のうなじが並ぶ極暑かな 源鬼彦
静脈の浮き上り来る酷暑かな 横光利一
我を撃つ敵と劫暑を俱にせる 片山桃史