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110番の日 [俳句]

今日は一月十日で110番の日でした。

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昨日同様にこじつけの連想ゲームです。

110番→通報→泥棒→鳶(とんび)に油揚→とんび→マント

ということで、今日はマントについて。
マントと聞いて私が今思い浮かべるのは『月光仮面』、『怪盗二十面相』でしょうか。
さて、マントは日本では和服の上に羽織るという印象が強いですね。私の母もよく和服を着ていましたので、マントのような服も着ていました。そうして、少年の頃の私は他人とコミュニケーションをとるのが苦手で、母のマントの陰に隠れていました。

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裾ぎゅっと母のマントを握りし日 粋田化石


母のマントの裾を握って、母の後ろに隠れていた私。私にも本当にそんな頃があったのです。


冬 生活
【マント】  二重(にぢゆう) 廻(まは)し とんび インバネス  (季冬)
ケープのついた釣鐘形で袖がない、ゆったりした外套。日本では着物の上に着るようになり、学生もよく着た。女性用や子供用もある。(角川合本俳句歳時記第四版)

修道尼の吊鐘マント戸がはさむ 田川飛旅子

ひと憎むこころをつつむ黒マント 文挾夫佐恵

弥撒(みさ)にゆく母のマントにつつまれて 津田清子

背に老いのはやくも二重廻しかな 久保田万太郎

子に靴を穿かすインバネス地に触り 山口誓子

インバネスの人も見掛けて曾根崎は 松本澄江



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