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鏡開 かがみびらき [俳句]

今日は『鏡開 かがみびらき』でした。

私は鏡開から、天照大御神(あまてらすおおみかみ)と天岩戸(あまのいわと)を連想しました。天照大御神が天の岩戸に御隠れになった時に、岩戸を力ずくでこじ開けたのが『天之手力男神 あめのたじからのを』です。
この着想は俳句に使えると思い、実際に詠んでみました。が、歳時記を見たら『天之手力男神』は既に使われていました。
残念、まだまだ凡人ですね。

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鏡開手力男(たじからのお)を呼びにやる 粋田化石


鏡開きです。力持ちの天之手力男神(あめのたじからのを)を呼びにやりましよう、という句です。


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裂け目より鏡開けば天照(あまてらす) 粋田化石


ひび割れた鏡餅を裂け目から開いてみたら、中から天照大御神(あまてらすおおみかみ)が現れた、という句です。


【 鏡開 かがみびらき 】 鏡割 鏡餅開く (季新年)
正月に 歳神としがみ に供えた鏡餅を割ることを鏡開という。鏡開の日を十一日にする所が多いが、まれに四日などに行う所もあって必ずしも一定ではない。鏡餅は刃物で切ることを忌み、 槌(つち)などを用いて割り、割るの 忌(いみ)詞(ことば)として「開く」を用いる。開いた餅は汁粉などにして食べる所が多い。

銀行の嘉例の鏡びらきかな 久保田万太郎

鏡開明日となりぬ演舞場 水原秋櫻子

野の雲のまばゆき鏡開きかな 友岡子郷

鉈の背で打つては杣の鏡割 青柳志解樹

罅(ひび)に刃を合せて鏡餅ひらく 橋本美代子

鏡餅ひらくや潮の満ちきたり 林徹

しろがねの手応へ鏡餅ひらく 遠藤若狭男

手力男かくやと鏡開きけり 京極杜藻


天之手力男神(アメノタヂカラヲ)は、日本神話に登場する神。『古事記』では天手力男神、『日本書紀』では天手力雄神と表記される。

岩戸隠れの際は岩戸の脇に控えており、アマテラスが岩戸から顔をのぞかせた時、アマテラスを引きずり出して(『日本書紀』の一書や『古語拾遺』では「引き開けて」)、それにより世界に明るさが戻った。

画像はフリー素材です

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