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頓智(とんち)の日 [俳句]

今日は『頓知の日』でした。

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理由は1月9日でいっきゅう・一休=頓知だそうです。世の中にある何とかの日を決めているのはオヤジが多いのでしょうか。駄洒落ばかりですね。
そこで私も負けじと洒落を一つ。今日は一休ではなく『寒灸 かんきゅう』の話題です。
昔から寒に灸をすえると効果があるとされていたそうで寒の灸が季語になっています。
さて、私の父はよく自分で灸をすえていました。千年灸のように直接肌に触れない灸ではなく、百草(もぐさ)を丸めて火をつける灸です。

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寒灸や三里も太き父偲ぶ 粋田化石


三里(さんり)は足にあるつぼです。
父は骨太な人で、灸というと武骨な太い足に灸をすえていた父を思いだします。つぼが太いという表現はちょっとおかしいかもしれません。

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馬鹿に効く寒灸の無し知り利口 粋田化石


馬鹿に効くつぼはないと知れば一つお利口になっています。その前に、自分が馬鹿だと知った時点でもう馬鹿てはないですよね。


【 寒灸 かんきう 】寒やいと  (季冬)
灸は寒中にすえると特に効き目があるとされた。(角川合本俳句歳時記第四版)

寒灸や瘦身に火を点じたり 村山古郷

寒の灸髪ふるはせて堪へにけり 森川暁水

そくばくの余命を惜しみ 寒灸(かんやいと) 西島麦南

わが肩に上る煙や寒灸 下田実花

脳天にきりきり沁みて寒灸 上林白草居


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