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オムライス [エッセー]

小学校の三年の時、京成電車の大久保駅の駅前にある食堂で母と一緒にオムライスを食べました。それがオムライスを食べた一番古い記憶です。何故そんなことを覚えているかというと、「世の中にこんなに美味いものがあったのか」と感激したからです。それ以前にオムライスを食べていなかったのかどうかは、残念ながら今となっては分かりません。
今でもオムライスは大好物で時々作っています。

DSC_4953.JPG



ケチャップを枯野に少しオムライス 粋田化石


黄色の菜の花畑のようなオムレツを乗せたかったのですが、少し焦がしてしまいました。くっ付かないフライパンで焼けば、そのまま焼いた面を下にして滑らせて乗せられたのですが、生憎の結果になってしまいました。その焦げた卵を見た時に冬の枯野を想いました。そうして、枯野にケチャップを掛ければ景色も華やかになるのではないかとおバカな想像をしたという訳です。


【 枯野 かれの 】 枯野道 枯野人  (季冬)
草の枯れ果てた野。枯れ一色とはいえ、夕日を浴びて輝くさまは侘しいなかにも華やぎを感じさせる。↓冬野(角川合本俳句歳時記第四版)






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旅爺さん

心に残る美味しい味は思い出して忘れませんね。
by 旅爺さん (2018-11-26 06:21) 

粋田化石

旅爺さん様、有難うございます。
本当にそうですね。状況まで鮮明に覚えています。
by 粋田化石 (2018-11-26 23:03) 

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