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初音 [俳句]

三月七日、小雨が降る中で雲雀の囀(さえず)りを聞きました。初雲雀(はつひばり)です。

ひばり.jpg
画像はフリー素材です



一刹那鼻を擤む間の初雲雀 粋田化石


一刹那(いっせつな)は、ごく短い時間のことです。丁度風邪気味の私が鼻を擤む時間くらい短い時間ですが、雲雀の初音を聞きました。解説が無ければ花粉症で鼻を擤んだのかととれる句ですね。



三月八日は鶯の初音を聞きました。
まだまだ下手くそな「ホーホケキョ」でしたが、何だか嬉しい日となりました。

うぐいす.jpg
画像はフリー素材です



今度のは紛うかたなく初音なり 粋田化石



春になってから、鳥の声を聞くたびに「今度こそ鶯か」と思い聞いていました。今日聞いたのは紛(まが)うことなく正真正銘の「ホーホケキョ」でした。


【 雲雀 ひばり 】 告天子 初雲雀 揚雲雀 落雲雀 朝雲雀 夕雲雀 雲雀野 雲雀籠 雲雀笛  (季春)
スズメ目ヒバリ科の留鳥で、雀よりひと回り大きく、茶色。草原・河原・麦畑などに枯草や根で皿形の巣を作る。巣から飛び立つときは鳴きながら真っ直ぐに舞い上がり、ついで急速に舞い降りてくる。春の野に空高く朗らかに「ピーチュル」と囀る姿は昔から親しまれてきた。↓冬雲雀(冬) (角川合本俳句歳時記第四版)

【 鶯 うぐひす 】  黄鳥(うぐひす)  匂鳥(にほひどり)  春告鳥(はるつげどり)  初音(はつね) 鶯の谷渡り  (季春)
スズメ目ヒタキ科の漂鳥。春告鳥の名があるように春を告げる鳥として馴染みがある。早春に平地で囀り始め、気温の上昇にともない冷涼な地帯に移動する。そのため高山地帯や北海道・東北北部では夏鳥とされる。「ケキョケキョ」と続けて鳴くのを鶯の谷渡りと呼び珍重する。また「法、法華経」という聞き 做な しから「経読み鳥」ともいわれている。↓老鶯(夏) ・ 冬の鶯(冬)(角川合本俳句歳時記第四版)


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