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蕗の薹(ふきのとう) [俳句]

親しい知人から蕗の薹の写真を頂きました。しかも料理の写真付きです。

一昨日も恋の句だったかもしれません。嫌がらずにお付き合いください。

蕗の薹 (1).jpg



恋の味取り取り並ぶ蕗の薹 粋田化石


長く生きてきましたので恋もたくさんしました。粋田化石にとって、恋は程度の差こそあれいつでもほろ苦いものだったような気がします。中にはデス・ソースのような味もあったかもしれません。摘まれて並ぶ蕗の薹の写真を見ていて色々思いました。この蕗の薹たちのほろ苦さもそれぞれ違うのでしょうね。



蕗の薹 (2).jpg



古の恋を喰らうや蕗の薹 粋田化石


さあ過ぎ去った古(いにしえ)の恋の味、蕗の薹を食べてみましょうか。



【 蕗の薹 ふきのたう 】 蕗の芽 蕗の花 春の蕗  (季春)
蕗はキク科の多年草。早春、いち早く地中から萌黄色の花茎を出し、その外側は大きな 鱗うろこ のような濃赤紫色の葉で幾重にも包まれている。これが蕗の薹である。ほろ苦く風味があり、蕗味噌や天麩羅などにする。雌雄異株で、雄花は黄白色、雌花は白色。(角川合本俳句歳時記第四版)






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ちーは

相当古いのですが、走馬燈という歌があります。
その歌詞の一節に「生きてゆくにはあまりにも 恋多すぎしと人の言う 悔いなき道を歩めども 恋多すぎしと人の言う」とあります。
ふと、思い出しました。
青春時代のほろ苦い恋の思い出も、一生の支えになる事もありますよね(^^;
by ちーは (2019-03-08 04:12) 

粋田化石

ちーは様、おはようございます
今の私が何気ない顔をして普通に生きていられるのは、青春時代のほろ苦い思い出があるからかもしれません。
ほろ苦い思い出はきっと、私を少しだけ大人にしてくれたのでしょうから。
by 粋田化石 (2019-03-08 06:35) 

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