SSブログ

2018NHK学園生涯学習フェスティバル 市川市俳句大会 [俳句]

『2018NHK学園生涯学習フェスティバル 市川市俳句大会』で入賞しました。勝率は四割くらいです。

telephone_koki.png


題詠『子』

冷房の部屋より子機を差し出され 粋田化石


冷房のきいた部屋から手が出て来て電話の子機を渡された時の句。「涼しい部屋から出たくない」という気持ちを詠んで暑さを表現しました。

【 冷房 れいばう 】 クーラー 冷房車  (季夏)
近年、クーラーの普及は著しく、家庭に備えるのも普通となった。一方、冷房のききすぎを嫌う人も増えている。(角川合本俳句歳時記第四版)



photo.jpg


十五まで数えてあとは雪の貨車 粋田化石


駅で通過する貨物列車の貨車の数を数えた際の句。十五まで数えて、途中から雪の貨車・雪の貨車・・・。

【 雪 ゆき 】  六花(むつのはな)  小雪(こゆき)  大雪(おほゆき)  深雪(みゆき)  粉雪(こなゆき)  粉雪(こゆき)  細雪(ささめゆき)  小米雪(こごめゆき)  新雪(しんせつ) 根雪 飛雪 雪明り  暮雪(ぼせつ)  雪晴(ゆきばれ) 深雪晴  (季冬)
大気中の水蒸気が冷えて結晶となり、地上に降ってくるもの。また、それが降り積もったもの。北海道や北陸、東北の日本海に面した地方は有数の多雪地帯で、数か月の間雪に閉じ込められることもある。雪のために被る被害は大きいが、半面豊かな水資源となり豊穣をもたらす。古来、「雪月花」の一つとして愛でられてきた。雪の結晶は多く六方晶系の結晶となるため「六花」ともいう。(角川合本俳句歳時記第四版)



thumb_400_01_px400.jpg


裏返る傘を畳む手冬の海 粋田化石


冬の氷見海岸(富山県)で詠んだ句。雨と強風の冬の海岸で、風の為にオチョコになってしまった傘を畳む手の何と冷たいことでしょう。

【 冬の海 ふゆのうみ 】 冬の浜  (季冬)
日本海側の冬の海は暗く、荒涼として 時化しけ ることが多い。太平洋側はからりと明るいが、うねりが大きく荒々しい。(角川合本俳句歳時記第四版)



E38396E383ADE382B0E794BBE5838F33.png


家族には言えぬ七日の探し物 粋田化石


一月七日に探し物をした時の句。『家族には言えぬ』が読む人の想像力を呼びます。

【 七日 なぬか 】  七日(なのか)  七日正月  (季新年)
一月七日。 七種粥ななくさがゆ を食べ息災を祈る風習がある。七日正月は元日から始まった正月の終りの日とも、小正月の準備を始める日ともされる。↓(角川合本俳句歳時記第四版)


次は、来年一月二十日に開催される『NHK全国俳句大会』での入賞を目指します。


画像は全てフリー素材です


nice!(23)  コメント(0) 

nice! 23

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。