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早春賦をご存知ですか [エッセー]

早春賦(そうしゅんふ)という歌をご存知でしょうか。

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画像はフリー素材です


この時期になるとラジオから流れてきたりするので、その曲はご存知の方が多いと思います。
実は、つなこさんから『早春賦』の歌詞が素晴らしいと連絡が来ました。恥ずかしながら粋田化石は早春賦の歌詞をちゃんと聴いたことがありませんでした。そこで、検索してみるとなんと美しい歌詞なのでしょう。曲も聴きたくなって、倍賞千恵子さんの唄をYouTubeで聴いてしまいました。

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画像はフリー素材です



「早春賦」
作詞 吉丸一昌
作曲 中田 章

春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず

氷融け去り 葦は角ぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空

春と聞かねば 知らでありしを
聞けば急かるる 胸の思いを
いかにせよとの この頃か
いかにせよとの この頃か


早春賦 (5).jpg
画像はフリー素材です


如何でしょうか、美しい歌詞だと思いませんか。
私は、早春になるとラジオからこの曲が聞こえてくる理由がこの歳になってやっとわかりました。
早春賦の歌詞の心象風景をフリー素材から集めてみました。
許されるのでしたら、こういった風景の中で暮らしてみたいですね。

早春賦 (3).jpg
画像はフリー素材です

早春賦 (1).jpg
画像はフリー素材です





春寒し曇りガラスに猫の影 粋田化石


今日の日中は比較的暖かく過ごすことが出来ました。日差しを受けている曇りガラスの向こうに茶トラの猫の姿を見かけました。

【 春寒 はるさむ 】 春寒し  春寒(しゆんかん)  料峭(れうせう)  (季春)
立春後の寒さ。余寒と同じであるが、すでに春になった気分が強い。料峭は春風が冷たく感じられること。春寒・料峭ともに手紙の書き出しにも用いられる。↓余寒 ・ 冴返る(角川合本俳句歳時記第四版)



火星見て息子だんまり余寒かな 粋田化石


昨夜、寒さに震えながら息子と二人で星空を見上げました。

【 余寒 よかん 】 残る寒さ  (季春)
寒明後の寒さ。春寒には春でありながら寒いという印象があるのに対し、余寒には寒が明けてもなお寒さが残っているという気分がある。↓春寒 ・ 冴返る(角川合本俳句歳時記第四版)







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えくりぷす

「早春賦」は学校では一切習った覚えはありませんが、数年前に買った唱歌のベストCDの1曲目に出てきて覚えました。この曲と「夏は来ぬ」の2つが素晴らしいと思っています。
作詞の吉丸一昌は、大分県臼杵市の出身なんですね。もっと寒いところの生まれかと思っていたのに、案外暖かいことろで育ったのですね。
by えくりぷす (2018-03-02 19:28) 

粋田化石

えくりぷす様、有難うございます
「早春賦」も「夏は来ぬ」も歌詞が素敵ですね

作詞の吉丸一昌は大分県の出身だったのですね
私は東北の方の方と思っていました

by 粋田化石 (2018-03-02 23:12) 

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