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兼題 蘆刈(あしかり) [俳句]

まつやま 俳句ポスト365の話題を
今回発表になった兼題は『蘆刈(あしかり)』です
俳句ポスト365の入選は天・地・人・並の四段階ありますが、今回私は“人”を頂きました
実は毎回欠かさずに投稿していましたが、“人”を頂くのは本当に久しぶりです
下から二番目でもちょっと嬉しくて記事にしました


蘆刈れば空が一つに向う岸 粋田化石

あしかり.jpg

【蘆刈あしかり】 蘆刈る 刈蘆 蘆舟 蘆火
湖や川に生える蘆を刈ること。晩秋から冬にかけて行われ、屋根を葺いたり葭簀(よしず)の材料にしたりする。

蘆刈の置きのこしたる遠嶺かな  橋本鶏二

蘆刈のうしろひらける大和かな  加藤郁乎

蘆刈の音とほざかる蘆の中  黛執

津の国の減りゆく蘆を刈りにけり  後藤夜半

また一人遠くの芦を刈りはじむ  高野素十

束ねたる手のすぐにまた蘆を刈る  岡安仁義

束ねたる刈蘆の穂が吹かれゐる  大橋敦子

行暮れて利根の芦火にあひにけり  水原秋櫻子

湖の中洲のくらき蘆火かな  長谷川櫂

蘆の火の美しければ手をかざす  有働木母寺
[角川 合本俳句歳時記 第四版]

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