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繁縷(はこべ) [俳句]

春めいてきましたね。足元に繁縷(はこべ)の花を見つけました。
今朝は霜が降りていましたが、日が昇ると地上三㎝はすでに春です。

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繁縷咲く地上一寸気配満ち 粋田化石


繁縷(はこべ)が咲いている、地上から三㎝は春の気配が満ちている。という句です。

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【 繁蔞 はこべ 】 はこべら あさしらげ
ナデシコ科の越年草で、路傍や畑など、いたるところで自生している。春の七草の一つ。茎は基部が分岐して地面を這う。葉は対生し卵形で柔らかい。春、白色の小さな五弁花をつける。古くから小鳥の餌としたり、民間薬として利用したりしてきた。(角川合本俳句歳時記第四版)

はこべらや焦土の色の雀ども 石田波郷

栄達に遠しはこべら道に咲き 安住敦

はこべらや名をつけて飼ふ白うさぎ 大串章

はこべ草さぬきの山は高からず 市場基巳

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