SSブログ

霜柱 [俳句]

11月最後の日は朝から夜まで寒い一日でした

DSC_5929.JPG

DSC_5926.JPG


暖かい心象のある千葉県ですが、寒波が来ればやはり寒いです。今朝は霜が降りていました。場所によっては水溜りが凍って霜柱も立っていました。

DSC_5939.JPG



でも、寒くて空気が澄んでいると月もこんなにきれいに見えるので、寒いのも悪くはありませんね。

DSC_5916.JPG



征伐の立小便や霜柱 粋田化石



既にお分かりのことと思いますが、霜柱の一部を征伐(せいばつ)したという句です。きれいな季語を汚すような句で申し訳ありません。

【 霜柱 しもばしら 】(季冬)
地中の水分が寒さのため凍って、細い柱状の固まりになり地表の土を押し上げるもの。関東ローム層のような湿気を含む柔らかな土質に生じる。日蔭の気温が低いところでは、日中も溶けず何日も重なって成長し、数十センチにも及ぶものもある。(角川合本俳句歳時記第四版)

霜柱倒れつつあり幽かなり 松本たかし

霜柱伸び霜柱押し倒す 右城暮石

霜柱俳句は切字響きけり 石田波郷

霜柱はがねのこゑをはなちけり 石原八束

戦没の友のみ若し霜柱 三橋敏雄

石ひとつすとんと沈め霜柱 石田勝彦

かつて見しごとき白昼霜柱 田中裕明

あたらしき墓のまはりの霜柱

nice!(6)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。