つなこさんから句が届きました 九月三十日 [俳句]
台風が近づいてきていますが、現在千葉県東部地方は嵐の前の静けさといった感じで落ち着いています
そういった状況の中でつなこさんから句が届きました。
仕事を終え風呂で寛いでいるときの句でしょうか。虫の音が聞こえるのですから激しく降る雨ではないのでしょうね。状況が目に浮かぶようです。決してエッチな意味ではなく。
こちらも秋の虫である蟋蟀(こおろぎ)の句です。雨が上がりに蟋蟀の音が大きく聞こえてきたのでしょう。素晴らしい“観察力”。と言うよりも“洞察力”でしょうか。
さて、粋田化石も蟋蟀の句を
とある夜、道の駅にある自販機でジュースを買い、傍にあるベンチでそれを飲んだ後に空き缶をごみ箱に投げ入れました。ごみ箱の向こう側では蟋蟀(こおろぎ)が優しく鳴いていたのですが、私が空き缶を投げ入れると黙ってしまいました。暫くそのベンチに座っていましたが、とうとう蟋蟀が鳴き始めることはありませんでした。
【 虫 むし 】 虫の声 虫の音 虫すだく 虫時雨(むししぐれ) 虫の秋 虫の闇 昼の虫 残る虫 すがれ虫 虫籠 虫売 (季秋)
秋鳴く虫の総称。鳴くのはいずれも雄である。虫の音色にはそれぞれ風情があり、鳴いている所・時・数によって趣も違う。その声を聞くと秋の寂しさが身に迫って感じられる。「虫時雨」は虫の鳴き競う音を時雨にたとえた語。「残る虫」は「すがれ虫」ともいい、盛りの時期を過ぎて衰えた声で鳴いている虫。(角川合本俳句歳時記第四版)
【 蟋蟀 こほろぎ 】 ちちろ ちちろ虫 つづれさせ えんま蟋蟀 (季秋)
コオロギ科の昆虫の総称で、種類が多い。日本で一番大きい 閻魔蟋蟀えんまこおろぎ は寂しい声でコロコロと鳴き、 三角蟋蟀みつかどこおろぎ はキチキチキチ、 綴刺蟋蟀(つづれさせこおろぎ) はリリリリと鳴く。好んで暗い所に棲み、どこでも鳴くので親しみ深い。昔は 螽斯きりぎりす のことを蟋蟀と呼んだ。(角川合本俳句歳時記第四版)
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そういった状況の中でつなこさんから句が届きました。
雨音と虫の音混じるバスルーム つなこ
仕事を終え風呂で寛いでいるときの句でしょうか。虫の音が聞こえるのですから激しく降る雨ではないのでしょうね。状況が目に浮かぶようです。決してエッチな意味ではなく。
雨上がりボリューム上げる蟋蟀や つなこ
こちらも秋の虫である蟋蟀(こおろぎ)の句です。雨が上がりに蟋蟀の音が大きく聞こえてきたのでしょう。素晴らしい“観察力”。と言うよりも“洞察力”でしょうか。
さて、粋田化石も蟋蟀の句を
ごみ箱の裏の蟋蟀尚黙り 粋田化石
とある夜、道の駅にある自販機でジュースを買い、傍にあるベンチでそれを飲んだ後に空き缶をごみ箱に投げ入れました。ごみ箱の向こう側では蟋蟀(こおろぎ)が優しく鳴いていたのですが、私が空き缶を投げ入れると黙ってしまいました。暫くそのベンチに座っていましたが、とうとう蟋蟀が鳴き始めることはありませんでした。
【 虫 むし 】 虫の声 虫の音 虫すだく 虫時雨(むししぐれ) 虫の秋 虫の闇 昼の虫 残る虫 すがれ虫 虫籠 虫売 (季秋)
秋鳴く虫の総称。鳴くのはいずれも雄である。虫の音色にはそれぞれ風情があり、鳴いている所・時・数によって趣も違う。その声を聞くと秋の寂しさが身に迫って感じられる。「虫時雨」は虫の鳴き競う音を時雨にたとえた語。「残る虫」は「すがれ虫」ともいい、盛りの時期を過ぎて衰えた声で鳴いている虫。(角川合本俳句歳時記第四版)
【 蟋蟀 こほろぎ 】 ちちろ ちちろ虫 つづれさせ えんま蟋蟀 (季秋)
コオロギ科の昆虫の総称で、種類が多い。日本で一番大きい 閻魔蟋蟀えんまこおろぎ は寂しい声でコロコロと鳴き、 三角蟋蟀みつかどこおろぎ はキチキチキチ、 綴刺蟋蟀(つづれさせこおろぎ) はリリリリと鳴く。好んで暗い所に棲み、どこでも鳴くので親しみ深い。昔は 螽斯きりぎりす のことを蟋蟀と呼んだ。(角川合本俳句歳時記第四版)
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今日の月 [俳句]
皆さまたいへんご無沙汰しております。本当に、本当に久しぶりの更新です。
さて、今夜は満月。旧暦八月十五日の名月の晩です。
名月は、『明月』とも『今日の月』ともいうそうです。「今夜月を見ないでいつ月を見るの。」という日なのでしょう。
庭から月を眺めると、丁度樅木(もみのき)の上に上がっていました。
折角の名月ですので粋田化石も久しぶりに俳句を詠んでみました。
綺麗な月なので娘に一眼レフを借りてアップで撮影してみました。
スマホのデジカメは超高感度なので、普通に撮影すると樅木がはっきりと写ってしまいます。
【 名月めいげつ 】 明月(めいげつ) 望月(もちづき) 満月 今日の月 月今宵(つきこよひ) 三五の月 十五夜 芋名月
旧暦八月十五日の月である。一年中でこの月が最も澄んで美しいとされる。秋草や虫の音、夜露や秋風など、風物のたたずまいが一層月を明澄にする。 穂芒ほすすき を挿し、月見団子や新芋などその年の初物を供えて月をまつるのは、収穫を祈る農耕儀礼の遺風である。↓良夜(角川合本俳句歳時記第四版)
さて、今夜は満月。旧暦八月十五日の名月の晩です。
名月は、『明月』とも『今日の月』ともいうそうです。「今夜月を見ないでいつ月を見るの。」という日なのでしょう。
庭から月を眺めると、丁度樅木(もみのき)の上に上がっていました。
折角の名月ですので粋田化石も久しぶりに俳句を詠んでみました。
もみの木の影も朧に今日の月 粋田化石
綺麗な月なので娘に一眼レフを借りてアップで撮影してみました。
スマホのデジカメは超高感度なので、普通に撮影すると樅木がはっきりと写ってしまいます。
【 名月めいげつ 】 明月(めいげつ) 望月(もちづき) 満月 今日の月 月今宵(つきこよひ) 三五の月 十五夜 芋名月
旧暦八月十五日の月である。一年中でこの月が最も澄んで美しいとされる。秋草や虫の音、夜露や秋風など、風物のたたずまいが一層月を明澄にする。 穂芒ほすすき を挿し、月見団子や新芋などその年の初物を供えて月をまつるのは、収穫を祈る農耕儀礼の遺風である。↓良夜(角川合本俳句歳時記第四版)