火星接近中 [俳句]
火星接近中
あまり話題にはなっていないようですが火星が接近中ですね。
さすがにマイナス二等星だけあって、肉眼でも赤い惑星を簡単に見つけることができます。
火星から碧く大きな旱星 粋田化石
旱星(ひでりぼし)というのは旱(ひでり)が続いている頃に見ることが出来る夏の星座のことだそうです。
粋田化石は火星側から蒼い地球を眺めてみたくて、こんな句を詠んでみました。
近づきし碧き星見る火星人 粋田化石
これは俳句ではなく川柳ですが、上の句を簡単に説明しようと思っていたらこんな感じの川柳になりました。
【 夏の星 なつのほし 】 星涼し 旱星(ひでりぼし) (季夏)
夏は高原や海岸で星空を仰ぐ機会も多く、星にも涼しさが感じられる。旱が続いているころには、 蠍さそり 座のアンタレスや 牛飼うしかい 座のアルクトゥールスが赤々と見えることがある。(角川合本俳句歳時記第四版)