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仲秋の名月 [俳句]

今日は旧暦の八月十五日、夜は仲秋の名月です。
旧暦の十五日は十五夜ですので満月かと思いきや、今夜は月齢13.7なので明日の方が真ん丸の月になります。写真で見ても左側が少し欠けていますね。
暦を見ていると十五夜と満月が重ならない日は多いようです。なぜ十五夜が満月でないのか私にはよくわかりません。もしかしたら、月の周期が正確に三十日ではないからかも知れません。
とにかく、明日の夜が晴れならばもう一度名月を見ることができます。

中秋の名月2020.10.1.JPG


給油所の窓拭きの手と今日の月 粋田化石


名月のことを今日の月とも言います。ガソリンスタンドで窓を拭いてもらっている間、窓越しに腕と月を眺めているという句です。


上り始めた月をスマホで撮影しました。スマホでもこのくらいには写ります。
20201001_183309 (2).JPG



月の斜め下に見えた赤い星です。火星かも知れません。
赤い星2020.10.1.JPG

【 名月 めいげつ 】  明月(めいげつ)  望月(もちづき) 満月 今日の月  月今宵(つきこよひ) 三五の月 十五夜 芋名月 (季秋)
旧暦八月十五日の月である。一年中でこの月が最も澄んで美しいとされる。秋草や虫の音、夜露や秋風など、風物のたたずまいが一層月を明澄にする。 穂芒(ほすすき)を挿し、月見団子や新芋などその年の初物を供えて月をまつるのは、収穫を祈る農耕儀礼の遺風である。↓良夜  (角川合本俳句歳時記第四版)
しみじみと立ちて見にけりけふの月 鬼貫
名月や池をめぐりて夜もすがら 芭蕉
名月や畳の上に松の影 其角
名月をとつてくれろと泣く子かな 一茶
名月や笛になるべき竹伐らん 正岡子規
名月や故郷遠き影法師 夏目漱石
名月や門の欅も武蔵ぶり 石田波郷
名月や洗ひ伏せたる日々のもの 村松紅花
満月や耳ふたつある菓子袋 辻田克巳
満月の闇分ちあふ椎と樫 永方裕子

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