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圓生忌 [俳句]

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亡くなられてから40年以上たちますのでご存じのない方も多いと思います。九月三日は落語家六代目三遊亭圓生師匠の忌日です。大河ドラマ『いだてん』をご覧になっていた方は名前の聞き覚えがあるかもしれませんね。圓生師匠は1,900年の9月3日に生まれて、1,979年の9月3日に亡くなられています。誕生日と命日が同じというのも珍しいです。

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「新米が馬鹿うまでげす」圓生忌 粋田化石


「ばかうま」というのは六代目圓生師匠の口真似です。異常においしいというような意味でしょうか。


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新米の重さ嬉しやエコバッグ 粋田化石


新米の句をもう一句
エコバッグなのでそれほど多くない新米です。でもその重さが嬉しいという句です。

【 新米 しんまい 】 今年米
今年収穫した米。早稲(わせ)種は早い所で七月下旬から出荷が始まる。米どころ新潟県では、中稲(なかて)種が九月二十日ごろにピークを迎え、晩稲(おくて)種は十月いっぱいに出荷が終わる。新米が出回ると前年の米は古米となる。↓稲刈 ・ 稲 (角川合本俳句歳時記第四版)

新米もまだ艸の実の匂ひかな 蕪村
新米の其一粒の光かな 高浜虚子
新米を詰められ袋立ちあがる 江川千代八
新米といふよろこびのかすかなり 飯田龍太
新米を掬ふしみじみうすみどり 三嶋隆英\
山よりの日は金色に今年米 成田千空

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