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彼岸 [俳句]

墓参りに行きました。
お供えはご先祖様と鴉が食べやすいように、ちゃんと包装を解いて供えてきました。また、コンビニエンス・ストアのものですが、母が好きだったケーキのモンブランも依怙贔屓して供えてきました。これにはプラスチックの匙を添えました。

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モンブラン供うる彼岸プラの匙 粋田化石


彼岸が春の季語です。
お彼岸にプラスチックの匙(さじ)をつけてモンブランを供える。という句です。

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【 彼岸 ひがん 】 お彼岸 入彼岸 彼岸過  (季春)
春分の日を中日とする前後三日の七日間。単に彼岸といえば春の彼岸をさす。寺では彼岸会を修し、先祖の墓参りをする。「暑さ寒さも彼岸まで」というように、このころから春暖の気が定まる。↓春分 ・ 彼岸会 ・ 秋彼岸(秋)(角川合本俳句歳時記第四版)

山寺の 扉(と)に雲あそぶ彼岸かな 飯田蛇笏

竹の芽も茜さしたる彼岸かな 芥川龍之介

東京の寺に詣づる彼岸かな 永井龍男

人界のともしび赤き彼岸かな 相馬遷子

義仲寺の水のにごれる彼岸かな 深見けん二

お彼岸のきれいな顔の雀かな 勝又一透

毎年よ彼岸の入に寒いのは 正岡子規

彼岸入蓮華びらきに煮炊きの火 小檜山繁子

兄妹の相睦みけり彼岸過 石田波郷

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