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雪催(ゆきもよい) [俳句]

明日は我が地方も雪になるかもしれないそうです。
千葉県の人は温暖な気候の中でぬくぬく暮らしていますので、雪は苦手だと思います。先ず、自動車の運転が危なっかしくなります。かく言う私も雪道の運転は大の苦手。今夜は何とか雪にならないよう祈ることにします。
さて、雪になりそうな天候を指す季語で『雪催 ゆきもよい』があります。今にも雪が降りそうな状態のことだそうです。

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改心を誓う御空の雪催 粋田化石


「明日から真面目に働きますので、どうか晴天にして下さい。」と御空(みそら)に誓ったのに、空は今にも雪が降りそう。という句です。

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断崖の自白の果ての雪催 粋田化石


二時間でドラマが大団円を迎える少し前、断崖絶壁で犯人が自白をする場面です。わざとらしく白々しい感じがしますね。

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再放送犯人言われ雪催 粋田化石


サスペンスドラマの再放送を見ているときに隣で犯人を言われてしまい、寒々とした室内の様子です。


【 雪催 ゆきもよひ 】  (季冬)
雲が重く垂れ込め、今にも雪が降ってきそうな空模様。(角川合本俳句歳時記第四版)

人中や風船ゆきて雪催 秋元不死男

悪相の魚は美味し雪催 鈴木真砂女

綾取の橋が崩れる雪催 佐藤鬼房

薪割りの枕がとんで雪催 鷹羽狩行

斧嚙んで暮るる一幹雪もよひ 野中亮介

手の中に小さき手のある雪催 辻美奈子

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